特別支援教育士を目指す

教育

『特別支援教育士』って、みなさん知っていますか?

今回は『特別支援教育士(S.E.N.S)』についてお話しします。

特別支援教育士(S.E.N.S)とは

特別支援教育士“Special Educational Needs Specialist”略称:S.E.N.S(センス)は、本協会が認定するLD・ADHD等のアセスメントと指導の専門資格です。

特別支援教育士〔S.E.N.S〕の養成は2001年3月から始まり、2004年度までは資格名を「LD教育士」としていましたが、教育支援の対象がLDだけでなくADHD等にも拡大している現状に合わせて、2005年度より新しい資格名となりました。

https://www.sens.or.jp/about-sens-index/about-sens/

一般社団法人 特別支援教育士資格認定協会HPから抜粋しました。

特別支援教育士を学ぶきっかけ

LD児だけでなく、ADHD児、ASD児など本当に様々な児童が学校に在籍しています。一斉型授業ではついていけない子、そもそも教室に入れない子、立ち歩いてしまう子、友達とのトラブルが絶えなくて勉強どころではない子、、、教育現場は本当に壮絶なのです。

しかし!!本当に困っているのは子どもたち本人ですよね。子どもたちとどう接するといいのか、どう助言すればいいのか、何が正解なのか、何が不正解なのか、、、もっと有効な手だてはあるのか。彼らのことをもっと理解したい、支援につなげらるような教師になりたい!!!実践を積むことはもちろん非常に大切です。ただ、熱心な無理解者(児童精神科医の佐々木正美先生が提唱された有名な言葉ですよね☺)にはなりたくない。きちんと理論を学んで適切な支援をしたい。

このような思いから、特別支援教育士を目指すことにしました。

準備するもの・必要なもの

  • S.E.N.S養成セミナーテキスト
  • PC(コロナウイルスまっただ中だったので、ほぼオンライン)
  • 日本版WISC-IVの実施・採点マニュアル(指導実習で必要)
  • 日本版WISC-IVの理論・解釈マニュアル(指導実習で必要)
  • 時間(毎月丸一日、セミナー受講。また、対面でしか行わないWISC-IVやKABCⅡ,DN-CASの心理検査法受講のため1泊2日で大阪へ、指導実習は2泊3日、最終試験は90分ですが対面のため朝から大阪に出向きました)
  • お金(一つの講座につき、たしか3500円くらいでした。今はどうかわかりません。心理検査法、指導実習、最終試験は大阪か東京のみだったので、宿泊費、交通費が必要でした)
  • 「この学びを必ず子どもたちへのよりよい支援に結びつけるんだ!」という強い意志

合格してみて思ったこと

3年かけて、無事『合格』を手にすることができました😄㊗最終試験の前に、書類審査もあってちゃんと職場に証明書をもらったりしなきゃいけないんです。最終試験は年に1度なので、書類に不備があったりしたらもう一年かかる。。。とヒヤヒヤしましたが、無事書類審査合格し、最終試験にも合格することができました!受験生かー!!ってくらい喜びました(o^^o)毎講座ごとの小テスト、WISC-IVの検査キットを借りに行って3人分の分析をしたこと、3日間の宿泊実習、思い起こせば大変なこともたくさんありましたが、それ以上にとってもとっても楽しかったです!何よりも「学ぶことが大好き」なので。

また、そこで出会った言語聴覚士さんや特別支援学校の先生、通級指導教室の先生、塾の先生など違った立場の方々と交流学習ができたことも私の大切な大切な財産です。

そして何よりも!!私の「学びたい!」と言う気持ちを理解し、応援してくれた家族には感謝しかありません。ありがとう♡

S.E.N.Sは取得することがゴールではありません。何でもそうですよね。そこからがむしろスタート!この学びを、目の前の子どもたちに還元していき、常に学び続けていきたいと思います。

  最後までお読みいただき、ありがとうございました(o^^o)

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